精神科の薬物治療について

精神科の薬物治療について

精神科の治療の柱は、薬物療法です。
精神症状の出現する大きな原因は、脳にあることがわかっています。
脳内にある神経は、神経伝達物質と呼ばれる物質を介してつながっています。
この物質は例えばドーパミンやアドレナリンなどと名前が付いていて、種類がいくつかあります。
この中のどの物質が不足あるいは増えすぎるかによって、出現する精神症状が異なります。
通常の場合身体の中で少なくなったり、増えすぎたりしないよう調節をしていますが、これがストレスや外傷などの物理的要因、脳の器質的変化によってうまくいかなくなることがあります。
それを見極め、適切な状態に導くために薬を使うのです。
精神疾患の人が抱える悩みのなかで大きなものが、不眠です。
うつ病や統合失調症など、あらゆる疾患で出現します。
睡眠は精神症状の安定のために欠かせない重要な役割があり、また適切な時間に睡眠を取ることで生活リズムを一定に保ち、社会生活を継続させるためには欠かせないものです。
睡眠状態が悪くなると精神症状にも影響が出るため、この睡眠のコントロールをしっかりと取れるようになることは、患者にとってのひとつの目標でもあります。
重篤な精神疾患になると、自らを傷つけたり他人に障害を与えるようなことがあります。
こういう状態の人は心療内科の守備範囲ではありません。

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